小学生の頃から押し殺してきた自分の”好き“

とある尊敬する人が

「とにかく自分の好きやふぁぁあ〜とすることを大切に」

と言っていた。

 

自分を愛せ

自分を大切に

ワクワクすることを

好きを仕事に

ありのままの自分で

 

とか、自己愛を全面的に推すブームが来ている風にも感じるけど

 

私の場合、小学校高学年からこの世界で生きにくさを感じていた身にとっては、どれも聞き飽きた言葉で。

聞き飽きたというか人生を変えたくて実践してみたけどうまくいかなかった。というのが正解か。

 

 

自分が大っ嫌いで憎くて、こんな世界が大っ嫌いでクソみたいな世界で。

 

自分の好きが分からない私にとってはスタート地点にも立てていなかった。

 

よく考えれば、思春期の頃からハマるものもなかったし

あの先輩かっこい〜とか

あの俳優イケメン〜とか全くなくて

現実的というか子供らしくないというか

夢とか大きな希望もなくて

 

自分が口を開けば誰かが怒って、誰かが傷ついて、そんな自分や周りが大っ嫌いで。

 

そんな自分の環境が大っ嫌いだった。

 

だから、私が好きになるものは人と被らないようにしよう。

と、小学生なりに決めた私は

当時、モーニング娘。が大流行で、加護ちゃんかわい〜やぐちかわい〜ごまきかわい〜

と思っていたけど

かぶると友達と揉めるから「私は、辻ちゃんが好き」「市井紗耶香が好き」と

わけわからない理由をつけて好きになった記憶がいまでもある。

確かに辻ちゃんもかわいかったけど、加護ちゃんが本当は好きだった私。

 

私の意見は、二の次。

友達に仲間はずれにされるのが怖いから。

仲間はずれにされるとお母さんが悲しむから。

 

そんな、チキン南蛮な過去の私すら腹が立って仕方ないけど

そうするしかなかった私を今は何も言わず抱きしめてやりたい。

 

こんな人生だったから

私以上に不幸な逸材はいないと思い込んでいた私だから

他の人より時間は倍以上かかるんだろう。

 

けど、何日、何ヶ月、何年かかっても私は私を救い出してやりたい(惚れ)